何が起きたか
上司から「来週の会議までに、候補3社のクラウドストレージを比較した表をつくっておいて」と言われた。
各社のWebサイトを開いて、料金・容量・機能を調べて、Excelに1項目ずつ入力して、見やすく整形して……。地味に2〜3時間かかる作業だ。
「これ、AIに頼んだらどうなるんだろう」と思って試してみたら、驚くほどあっさり終わった。
比較表づくりが大変な理由
比較表がしんどいのは、調べる・並べる・整えるの3工程がすべて手作業だからだ。
- 各社のサイトを行ったり来たりして情報を探す
- 項目を統一して横並びにする
- 抜け漏れがないかチェックする
- 表の見た目を整える
特に面倒なのが「項目の統一」。A社は「ストレージ容量」、B社は「保存領域」、C社は「データ保存量」と書いていて、同じ意味なのに表現がバラバラ。これを自分で揃えていく作業が地味に時間を食う。
AIへの頼み方
実際にChatGPTとClaudeで試してみた。プロンプトはこんな感じ。
以下の3つのクラウドストレージサービスを比較する表を作ってください。
対象:Google Drive、OneDrive、Dropbox
比較項目:無料プランの容量、有料プランの最低月額、最大容量、共有機能、オフライン対応、セキュリティ機能
表形式(Markdown)で出力してください。
すると数秒で、きれいに整った比較表がMarkdown形式で出てくる。
ポイントは「比較項目を自分で指定する」こと。 AIに丸投げすると、的外れな項目が並ぶことがある。「自分が知りたいこと」を箇条書きで伝えるだけで、出力の精度がぐんと上がる。
実際に使ってみた感想
よかった点
- 下調べ〜表作成が10分で終わった。 手作業なら2時間コース
- 項目名が最初から統一されている。 自分で表現を揃える手間がゼロ
- Markdownで出るからコピペしやすい。 ExcelやNotionにそのまま貼れる
- 「〇〇も追加して」と言えば表を更新してくれる。 1から作り直さなくていい
注意点
- 情報が古い場合がある。 料金や仕様は変わるので、最新かどうかは必ず公式サイトで確認
- マイナーなサービスだと情報が不正確なことも。 有名どころは精度が高いが、ニッチな製品は要チェック
- 数字(料金・容量)は特に裏取りが必要。 AIは「それっぽい数字」を出すのが上手いので、間違っていても気づきにくい
比較表以外にも使える「一覧表パターン」
この「表をつくって」テクニックは、比較表だけでなくいろいろな場面で使える。
- 備品の発注リスト: 「以下の備品について、品名・数量・参考価格・発注先の一覧表をつくって」
- イベントのタスク一覧: 「社内研修の準備タスクを、担当・期限・ステータスの列で一覧にして」
- 取引先の連絡先リスト: 「以下の情報を会社名・担当者名・電話番号・メールの表にまとめて」
どれも**「何の表か」「どんな列(項目)がほしいか」を伝えるだけ**。フォーマットを整える時間がほぼゼロになる。
もっと精度を上げるコツ
1つ目は、出力形式を指定すること。「Markdown形式で」「Excel用のCSVで」「箇条書きではなく表で」と伝えると、後工程がラクになる。
2つ目は、行数や列数の目安を伝えること。「5社を比較して」「項目は8つくらいで」と指定すると、情報量が多すぎず少なすぎずちょうどいい表になる。
3つ目は、比較の目的を伝えること。「コスト重視で選びたい」「セキュリティ面を重視」と一言添えると、その観点の項目が手厚くなる。
まとめ
比較表や一覧表づくりは、調べる時間より「並べて整える時間」のほうが長いことが多い。
AIに頼めば、「並べて整える」部分はほぼ一瞬で終わる。自分がやるべきなのは「何を比較したいか決める」ことと「出てきた情報が正しいか確認する」ことだけ。
料金や仕様など数字の裏取りは忘れずに。ここだけ気をつければ、2時間の作業が10分になる。明日の比較表づくりから、ぜひ試してみてほしい。