毎月やってる「あの作業」、まだ手作業ですか?

月末の売上データを別シートに転記する。 100件の請求書PDFからファイル名を一括リネームする。 複数のCSVを1つのシートにまとめる。

こういう「単純だけど量が多い作業」、毎回コツコツ手でやっていませんか?

「マクロを使えば一瞬なのに」と言われても、VBAなんて書いたことがない。ネットで調べてもコードの意味が分からない。結局あきらめて手作業──。

その悩み、AIが解決してくれます。プログラミングの知識ゼロでも、やりたいことを日本語で伝えるだけでマクロを作ってもらえるんです。


やり方は簡単:「何をしたいか」を日本語で伝えるだけ

ChatGPT、Claude、CopilotなどのAIチャットに、こんなふうにお願いしてみてください。

プロンプト例①:シート間のデータ転記

Excel VBAのマクロを書いてください。 「売上データ」シートのA2:E100のデータを、「月次レポート」シートのA2以降にコピーしてください。 ヘッダー行はコピーしないでください。

これだけで、すぐに動くVBAコードが返ってきます。

プロンプト例②:条件に合う行だけ抽出

Excel VBAのマクロを書いてください。 「受注一覧」シートで、D列(ステータス)が「未対応」の行だけを「要対応リスト」シートにコピーしてください。 コピー先は既存データの下に追加する形でお願いします。

こんなふうに、普段の業務で使っている言葉そのままで伝えればOKです。


3つのAIで試してみた

同じプロンプトをChatGPT・Claude・Copilotに投げて、生成されるマクロを比較しました。

観点ChatGPTClaudeCopilot
コードの正確さ◎ そのまま動くことが多い◎ エラー処理まで丁寧○ シンプルで分かりやすい
コメントの分かりやすさ○ 要所にコメントあり◎ 初心者向けの説明が充実○ 最低限のコメント
修正依頼への対応◎ 的確に修正してくれる◎ 修正理由も説明してくれる○ 問題なく対応
おすすめ度★★★★★★★★★★★★★★☆

どのAIでも十分実用的です。「コードの意味も教えてほしい」人はClaudeやChatGPT、「とりあえず動くものがほしい」人はCopilotがおすすめです。


コピペでOK!マクロの貼り付け方(3ステップ)

AIからコードをもらったら、以下の手順でExcelに貼り付けるだけです。

ステップ1:VBAエディタを開く

Excelで Alt + F11 キーを押します。すると「Visual Basic Editor」というウィンドウが開きます。

ステップ2:標準モジュールを追加する

左側のツリーで自分のファイル名を右クリック → 「挿入」→「標準モジュール」を選択します。

ステップ3:コードを貼り付けて実行

開いた白い画面にAIからもらったコードをそのまま貼り付けます。F5 キーを押すか、上部の「▶(実行)」ボタンをクリックすれば完了です。

たったこれだけ。プログラミングの知識は一切不要です。


失敗しないための3つのコツ

1. シート名・列名は正確に伝える

AIは入力された情報をもとにコードを書きます。シート名が「売上データ」なのに「売上」と省略すると、実行時にエラーになります。実際のシート名をそのままコピペして伝えましょう。

2. まずはテスト用ファイルで試す

いきなり本番のファイルで実行するのはちょっと怖いですよね。大事なファイルは必ずコピーを取って、コピーしたファイルで先に動作確認してください。

3. エラーが出たらそのままAIに貼る

実行してエラーが出ても慌てないでください。エラーメッセージをそのままAIに貼り付けて「このエラーを直してください」と言えば、修正版のコードを出してくれます。これがAIの一番ありがたいところです。


実際にやってみて感じた3つのメリット

毎月2時間の転記作業が3分になった

筆者の場合、毎月末に4つのシートからデータを集約する作業がありました。手作業で2時間かかっていたものが、マクロのボタンを押すだけで3分。衝撃でした。

「マクロ作れる人」という評価がもらえる

実際にはAIが書いたコードをコピペしているだけなのですが、周囲からは「マクロ作れるんだ!」と感心されます。ちょっとした社内評価アップにもつながります。

ミスが激減した

手作業だとどうしてもコピー漏れや貼り間違いが発生します。マクロなら同じ処理を毎回正確に繰り返してくれるので、ヒューマンエラーがなくなりました。


よくある質問

Q. マクロを使うとファイルが壊れたりしませんか?

A. 正しいコードであれば壊れることはありません。ただし念のため、実行前にファイルのバックアップを取る習慣をつけましょう。保存形式は .xlsx ではなく .xlsm(マクロ有効ブック)にする必要があります。

Q. 会社のPCでマクロを実行できないのですが?

A. セキュリティ設定でマクロが無効になっている場合があります。「ファイル」→「オプション」→「トラストセンター」から設定を確認してください。会社のIT部門にマクロの利用可否を確認するのが確実です。

Q. AIに社内データを見せても大丈夫ですか?

A. マクロを作るだけなら、実際のデータをAIに送る必要はありません。「A列に名前、B列に金額、C列に日付が入っている」のように構造だけ伝えれば十分です。機密データは絶対に入力しないようにしましょう。


まとめ:マクロは「書く」時代から「お願いする」時代へ

「VBAなんて自分には無理」と思っていた方も、AIを使えばハードルは一気に下がります。

やることは3つだけ。

  1. やりたいことを日本語でAIに伝える
  2. もらったコードをExcelに貼り付ける
  3. 実行ボタンを押す

まずは「毎月やってる面倒な作業」を1つ思い浮かべて、AIに相談してみてください。「え、こんなに簡単だったの?」と驚くはずです。