「え、私がスピーチ!?」そんな経験ありませんか?
送別会、歓迎会、プロジェクトの打ち上げ、取引先との懇親会――。
仕事をしていると、突然「ちょっとスピーチお願いできる?」と頼まれる場面がありますよね。しかも大抵、当日か前日に言われるパターン。
「何を話せばいいの……」と頭が真っ白になった経験がある方、きっと多いはずです。
そんなときこそ、AIの出番です。今回は、ChatGPTなどのAIチャットを使って、たった15分でスピーチ原稿を仕上げる方法をお伝えします。
ステップ1:まず「5つの情報」をメモする(3分)
AIに丸投げしても、ふわっとした原稿しか返ってきません。まずは以下の5つをメモしましょう。手書きでもスマホのメモでもOKです。
- どんな場面か(例:部長の送別会、新人歓迎ランチ会)
- 自分の立場(例:同じチームの後輩、プロジェクトリーダー)
- 相手との具体的なエピソード(例:入社直後にミスをしたとき助けてもらった)
- 伝えたい気持ち(例:感謝、応援、歓迎)
- スピーチの長さ(例:1〜2分、400字くらい)
このメモがスピーチの「材料」になります。AIは材料が具体的なほど、いい原稿を作ってくれます。
ステップ2:AIにお願いする(2分)
メモができたら、AIチャットに以下のように入力してみましょう。
プロンプト例:
以下の情報をもとに、スピーチの原稿を作ってください。 温かみがあって、かしこまりすぎないトーンでお願いします。 長さは400字程度で、1〜2分で話せる分量にしてください。
- 場面:営業部・佐藤部長の送別会
- 私の立場:同じ部署で3年間お世話になった後輩
- エピソード:入社1年目に大きなミスをしたとき、「失敗は成長のチャンスだよ」と声をかけてもらい救われた
- 伝えたい気持ち:感謝と、新天地でのご活躍を祈る気持ち
- 長さ:400字・1〜2分
これだけで、すぐにそれらしい原稿が出てきます。
ステップ3:自分の言葉に直す(7分)
ここが一番大事なポイントです。AIが出してくれた原稿をそのまま読むのではなく、自分の言葉に直しましょう。
チェックするのは3つだけ。
① 自分が絶対に言わない表現を消す
AIは「ご薫陶を賜り」「感慨深い思い」のような、やや堅い表現を使いがちです。普段そんな言葉を使わないなら、自分の言葉に差し替えましょう。
- ×「ご薫陶を賜り」→ ○「たくさん教えていただいて」
- ×「感慨深い思いでいっぱいです」→ ○「本当にさみしいです」
② エピソードが事実と合っているか確認する
AIが勝手にエピソードを膨らませていることがあります。「そんなこと言ってないな」と思ったら、事実に合わせて修正してください。
③ 声に出して読んでみる
黙読だとスムーズでも、声に出すと引っかかる部分が見つかります。スマホのボイスメモで録音しながら読むと、時間の確認もできて一石二鳥です。
ステップ4:困ったらAIにもう一度相談する(3分)
修正してみたけど、なんかしっくりこない……。そんなときは、遠慮なくAIに相談しましょう。
追加プロンプト例:
この原稿の出だしがちょっと堅い気がします。 もう少しカジュアルに、笑いが起きるような書き出しに変えてください。
「もっと短くして」「最後にユーモアを入れて」「もう少し真面目なトーンに」など、何度でも調整できるのがAIの強みです。
やってみると意外とカンタン
まとめると、流れはこうです。
- 5つの情報をメモする(3分)
- AIに原稿を作ってもらう(2分)
- 自分の言葉に直す(7分)
- 微調整をAIに相談する(3分)
合計15分。これなら、お昼休みや移動中にサッと準備できますよね。
大切なのは、AIに「全部お任せ」するのではなく、自分のエピソードと気持ちを乗せることです。聞いている人に伝わるのは、きれいな言葉よりも「あなたらしさ」のある言葉。AIはそのたたき台を作ってくれるパートナーだと思ってください。
次に「スピーチお願い!」と言われたら、慌てずにまずAIを開いてみてくださいね。