「会議やったけど、結局なにが決まったんだっけ?」問題
会議が終わったあと、こんな経験はありませんか?
- なんとなく話し合ったけど、次のアクションが曖昧
- 同じ議題が翌週の会議でもう一度出てくる
- 「前回どうなったっけ?」が口グセになっている
これ、会議のふりかえりをしていないことが原因であることがほとんどです。
でも「ふりかえりシートを作る」って聞くと、ちょっと面倒くさそうですよね。わたしもそう思っていました。でもAIを使えば、たった5分でKPT形式のふりかえりシートが作れるんです。
そもそもKPTってなに?
KPTは「ケプト」と読みます。ふりかえりのフレームワークで、3つの視点で整理するシンプルな手法です。
| 項目 | 意味 | 具体例 |
|---|---|---|
| Keep | うまくいったこと。続けたい | 資料を事前共有したら議論がスムーズだった |
| Problem | 困ったこと。改善したい | 発言が一部の人に偏っていた |
| Try | 次に試してみること | 発言していない人に意見を振る時間を設ける |
IT企業やエンジニアの間では定番ですが、実は事務職の日常会議にもめちゃくちゃ使えます。とはいえ、毎回ゼロから書くのは正直しんどい。そこでAIの出番です。
ステップ1:会議メモをAIに渡す
まずは会議中にとったメモ(箇条書きでOK)を用意します。たとえばこんな感じ。
・4月のイベント企画について話し合い
・会場候補は3つ出たが決まらなかった
・予算は前年並みでOKと部長から了承
・チラシのデザインは田中さんが担当
・集客方法はSNSとメール配信の2本立て
・前回の反省でアンケート回収率が低かったことが話題に
・受付の人手が足りない問題は未解決
完璧なメモじゃなくて大丈夫です。思い出せる範囲で書いたもので十分。
ステップ2:AIにKPTを作ってもらう
次に、以下のようなプロンプトをChatGPTやClaudeに入力します。
以下の会議メモをもとに、KPT(Keep・Problem・Try)形式の
ふりかえりシートを作成してください。
【条件】
- 各項目は3〜5個ずつ箇条書き
- 事務職にも分かりやすい言葉で
- Tryには具体的なアクションと担当者案を含める
【会議メモ】
(ここにメモを貼り付ける)
すると、AIがこんな感じで出力してくれます。
【Keep(続けたいこと)】
✅ 予算について部長から早めに了承が取れた
✅ チラシ担当を明確に決められた
✅ 集客方法を2つの軸で整理できた
【Problem(改善したいこと)】
⚠️ 会場候補が3つ出たが結論が出なかった
⚠️ アンケート回収率の低さが前回から未改善
⚠️ 受付の人手不足が解決していない
【Try(次に試すこと)】
🔹 会場は4/10までに各候補のコスト比較表を作成(担当:鈴木さん)
🔹 アンケートはQRコード式に変更して回収率UPを狙う(担当:山田さん)
🔹 受付ボランティアを社内掲示板で募集(担当:佐藤さん)
たったこれだけで、次のアクションが明確なふりかえりシートの完成です。
ステップ3:チームで共有して"育てる"
AIが出したKPTはあくまで「たたき台」です。これをチームに共有して、こんなふうに使いましょう。
- Slackやメールで共有:「今回の会議のふりかえりです。追加・修正あればコメントください」と一言添える
- 次の会議の冒頭で確認:「前回のTryの進捗はどうですか?」と聞くだけで、会議の質がグッと上がる
- Tryが実行できたらKeepに昇格:うまくいった施策はKeepに移動させると、チームの成功体験が蓄積されていく
時短効果はどのくらい?
| 作業 | AI活用なし | AI活用あり |
|---|---|---|
| ふりかえりシート作成 | 20〜30分 | 5分 |
| 内容の整理・体裁調整 | 15分 | 5分 |
| 合計 | 35〜45分 | 約10分 |
体感としては、1回の会議あたり30分近く短縮できます。週に2回会議がある人なら、月に4時間の余裕が生まれる計算です。
よくある質問
Q. メモを取り忘れた会議でも使える?
A. 議事録やTeams・Zoomの録画文字起こしがあれば、それをそのままAIに渡せばOKです。「この文字起こしからKPTを作って」と頼むだけで大丈夫。
Q. KPT以外のフレームワークでも作れる?
A. もちろんです。「YWT(やったこと・わかったこと・次やること)形式で作って」と指定すれば、別のフレームワークにも対応してくれます。
Q. 上司に見せても大丈夫なクオリティ?
A. AIの出力をそのまま出すと、文体が少し硬かったりすることがあります。共有前に自分の言葉で1〜2箇所だけ書き換えると、ぐっと自然になります。5分あれば十分です。
Q. 会社の情報をAIに入力してセキュリティは大丈夫?
A. 機密情報や個人名は伏せてから入力するのが基本です。社名を「A社」、人名を「担当者X」のように置き換えるだけでもリスクを大幅に減らせます。会社のAI利用ポリシーがあれば、必ず確認しましょう。
まとめ:ふりかえりは「やるかやらないか」で差がつく
会議のふりかえりは、やったほうがいいと分かっていても「面倒だから」とスキップしがちです。でもAIを使えば、その面倒な部分を一気にショートカットできます。
やり方はシンプル。
- 会議メモを用意する(箇条書きでOK)
- AIにKPTを作ってもらう(プロンプトをコピペするだけ)
- チームに共有して次に活かす
この3ステップだけで、「やりっぱなし会議」から卒業できます。まずは今日の会議から、試してみてください。